今回ご紹介するのは京都の「六角堂(ろっかくどう)」です。正式には「紫雲山頂法寺」と言います。西国三十三所の第18番札所にもなっている有名なお寺です。
本堂が平面六角形なので「六角堂」と呼ばれているそうです。「頂法寺」よりも「六角堂」の呼び名の方が通っていますね。私は今年の5月18日にお参りさせていただきました。
京都・六角堂とはどんなところ?
創建ははっきりしないようですが、用明天皇2年(587年)とも伝わっています。聖徳太子が如意輪観音像を祀り、杉の霊木で建立したのが始まりと言われています。
ですが後の発掘調査ではその時代を示すものが出てこず、調査結果から実際の創建は平安時代の10世紀後半ではないかとも言われているそうです。
鎌倉時代に入って、若き日の親鸞がここに参籠したことでも知られています。
六角堂と池坊
六角堂は代々、華道の池坊が管理してきました。そのため生け花が始まった室町時代以降、生け花の世界の中心であり、数々の華道の大家を生み出してきました。
西国三十三所観音巡礼
観音巡礼六角堂は「西国三十三所観音巡礼」の第十八番札所です。
「西国三十三所」は日本最古の観音霊場であり、そもそも養老2年(718年)に、大和国長谷寺の開山・徳道上人が病になり、冥土で閻魔大王から観音信仰をせよと教えられ命が戻ったという逸話から、昨年平成30年(2018年)でちょうど1300年になります。
「西国三十三所 草創1300年」として、いろいろな事業が行われています。さらに今年・令和元年5月に、この「西国三十三所観音巡礼」が文化庁認定の「日本遺産」に認定され、貴重な文化財であると認められました。
京都・六角堂のアクセスは
京都の中心部を南北に走る烏丸通り。その三条烏丸に近いところにあります。電車では、京都市営地下鉄「烏丸御池」駅の5番出口から歩いて3分、または阪急京都線「烏丸」駅の21番出口から歩いて5、6分です。
私は、阪急電車を利用して行きました。周囲はオフィス街という感じです。
京都・六角堂の御朱印は
私がいただいたのは、「西国三十三所」第十八番札所の御朱印と、「洛陽三十三所観音巡礼」第一番札所の御朱印の二つです。
それぞれ専用の納経帳にいただきました。
これ以外にも「聖徳太子御遺跡霊場の御朱印」と「石不動明王の御朱印」もいただけます。
六角堂オリジナル納経帳もあります。
画像は⇒こちらで
京都・六角堂の境内風景
それでは六角堂の境内からいくつか写真をご覧ください。
六角堂の入口
何度かお参りに来てますが…私のお気に入りはお地蔵様です。境内にはたくさんのお地蔵様がいらっしゃいます。
中でも…一言願い地蔵さまが可愛い!
首が斜めなのは、お参りする人のお願い事を叶えてあげようかどうしようか❗とかしげてるらしいですよ。
十六地蔵
見ない聞かない言わない地蔵?正式なお名前がわからないのですが・・。
境内に、池坊会館・いけばな資料館もあります。
あと、私は鳥が苦手なので引いていないのですが、素焼きの鳩がおみくじを持っている「鳩みくじ」があります。
周辺観光は
「京の台所」錦市場まで徒歩6分、京都文化博物館まで歩いて4分、京都国際マンガミュージアムまで10分くらい。買物やお食事が楽しい三条通りにも歩いて3、4分です。六角堂の参拝と合わせていろんな楽しみ方ができますよ。
私も京都はだいぶ行ったのですが、ここはまだ行っておりませんでした。
お花の池坊のお寺ということで、生け花のお好きな方はぜひ行ってみられるといいですね。
それでは最後に六角堂のデータをまとめます。
DATA
名 称:紫雲山頂法寺(しうんざん ちょうほうじ)六角堂
住 所:京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町
電 話:075-221-2686
宗 旨:天台系仏教
創 建:用明天皇2年(587年)聖徳太子)によると伝わる
札所等:西国三十三所第18番、洛陽三十三所観音霊場第1番、聖徳太子霊跡 第25番
御本尊:如意輪観音(秘仏)
ホームページ:http://www.ikenobo.jp/rokkakudo/
交 通:
京都市営地下鉄「烏丸御池」駅5番出口から歩いて3分
阪急京都線「烏丸」駅21番出口から歩いて5分
JR京都駅・京阪三条駅からタクシーでそれぞれ約10分
御朱印:300円
拝観時間:6時〜17時(納経時間 8時〜17時)、拝観料無料
次回もkarinさんのご案内で、京都・錦天満宮をご紹介する予定です。
⇒近畿地方で御朱印がもらえる神社・お寺リスト
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