御朱印のもらい方!知っておきたい11のマナー

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御朱印に興味を持ち始めた方、御朱印を集め始めたばかりの方にとって、実際にいただくときにどんなマナーや注意することがあるのか心配ですよね。

この記事では御朱印をいただく際に気をつけたい基本マナーを、11ピックアップしました。これらに注意すればどこに行っても大丈夫です。しっかり覚えて安心していただきましょう。

2016-04-24 15.28.23

目次

御朱印をもらう11のマナー

1)ありがたくいただく気持ちを持とう

御朱印はもともと、信仰の一つとしてお経を書き写し(写経)、それをお寺に納めるときに納めた証としていただくものでした。今ではその意味合いはかなり薄れましたが、それでもお寺や神社に心を込めて参拝した、その証として頂戴するものです。

集めることを楽しむのは悪いことではありませんが、やはり一回一回「ありがたく頂戴する」という気持ちを大切にしましょう。


2)御朱印授与所を探す前に、まずは参拝

御朱印好きの人の中には、境内に入るとまず御朱印をもらうのはどこかなと探す人がいます。先ほども書きましたが、まず神様仏様を敬う気持ち、神様仏様とのご縁を感謝する気持ちが大切です。

まずはそんな思いを持ってきちんと参拝する。その後に社務所や御朱印授与所を探しましょう。

基本的な参拝のマナー
【お寺】

  • 山門で一礼
  • 手水舎で手と口を清める
  • 本堂(本殿)に向かい賽銭を納め、合掌

【神社】

  • 鳥居の前で一礼してからくぐる
  • 手水舎で手と口を清める
  • 拝殿に向かい、賽銭を納め、鈴を鳴らす
  • 二礼二拍手一礼する

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※神前・仏前では帽子を取るのがマナー、参拝中は携帯・スマホも電源を切るのがマナーです。


3)丁寧にお願いをする

御朱印をいただくのは寺社にもよりますが、以下のようなところとなります。

 

  • 「御朱印所」「御朱印受付」と書いてあるところ
  • お守りやおみくじを売っているところで兼ねている
  • 寺務所、社務所
  • ご住職や神職の方のご自宅

 

大抵は入口に近いところにあることが多いですが、寺社によって違います。
ご住職や神職の方のご自宅でそういう寺務、社務をされているところもあります。

いただくときは、お手数をかけるわけですし
「御朱印を頂戴できますか」あるいは
「御朱印をよろしくお願いします」と丁寧にお願いしましょう。


4)御朱印帳は必ず持参する

もちろん、旅をしていて見つけた神社に急にお参りしたくなった、なんてこともあります。そういう時はその旨言えば、ちゃんと別紙に書いてくれます。それを持ち帰り、自分で御朱印帳に貼ればいいです。

でも御朱印を戴くつもりでお参りに行くのであれば、御朱印帳を持参するのは当然です。使用中の御朱印帳を、できれば御朱印帳袋に入れて、持っていく。そこに書いていただくのが基本です。

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5)御朱印帳は書くところを開いて差し出す

通常これまでの次に書くので閉じてお渡ししてもわかるのですが、やはり書いていただくところを開いて「こちらにお願いします」と差し出す方が丁寧です。

蛇腹式の場合はその場所を開きお渡しする。紐で閉じた御朱印帳をお使いならば、少し紐を緩めて書きやすくした上でその場所を開いてお渡しするのが礼儀です。

ビニールカバーがついている時ははずさなくても大丈夫です。


6)お金はなるべく小銭でちょうどを用意する

御朱印は、現在一部の寺社を除きほとんどが300円の納めとなっています(初穂料と言います)。これはなるべく小銭を用意しておくのがマナーです。

もちろん千円札、五百円玉などで出しても普通にお釣りは出してくれます。ただ、僧侶の方や神職の方に要らぬ手間を取らせないという意味で、なるべくぴったりを持っておきたいものです。

通常は書いていただいて御朱印帳を受け取る時に支払います。ただ、もし御朱印帳を差し出した時に「●●円のお納めです」と言われたらその時にお出ししてください。


7)複数の御朱印がある場合は、どれが欲しいのかをきちんと伝える

大きいお寺や神社では、ご本尊・本殿の御朱印以外に、「●●堂」「●●神社」など別の御朱印があることがあります。あるいは「毘沙門天」とか「●●十社巡り」とかで別な御朱印があることもあります。

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これはどれをいただいても構わないので、「これをいただきたいです」とはっきり言ってください。
複数をお願いしても構いません。この場合、当然、初穂料は2枚分、3枚分・・かかってきます。

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8)御朱印待ちの列ができている場合は周りの方へ気遣いを

人気のある寺社では御朱印待ちの列ができることがよくあります。そんな時は当然ですが周りの人にも常識的な気遣いをしてください。列を乱す、文句を言うなどは厳禁です。

また、先ほどの項で複数を頼んでも構わないと書きましたが、混んでいる時には、一人で何種類もお願いするのは遠慮するのがマナーです。(つい先日、京都のお寺でまさにそんな場面を目の前で見ました。一度にたくさんくださいと言う方に、「皆さん待ってらっしゃるので1種類だけに」とおっしゃってました)


9)書いていただいている間は心静かに待つ

一枚一枚丁寧に書いていただくのですから、数分待たなくてはなりません。その間は静かに待ってください。まさか暇だからとスマホのゲームやメールをする人はいないでしょうが、連れの人と雑談するのもなるべく避けましょう。

大きな神社やお寺では、一旦御朱印帳を預け、番号札をもらって、できしだい呼んでくれるというシステムのところがあります。そういう時は、窓口の邪魔にならない場所で呼ばれるのを待ちます。間違っても呼ばれて聞こえないような遠くに行ってはいけません。また当然ですが番号札はなくさないように。


10)受け取る時は感謝の言葉を

特に受け取る時の作法はありませんが、当然ながら、心から「ありがとうございました」と感謝を言いましょう。
これは書いていただいたお礼と、神様仏様とのご縁をいただいたというお礼の気持ちです。
丁寧にお辞儀をし、両手で受け取るようにしてください。

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11)時間に注意すること

それぞれの寺社には拝観時間や開閉門時間が定められています。
御朱印をいただける時間はその範囲、または少し早めに終わることがあります。時間には十分に気をつけて、早めにうかがうことです。
また、ご住職が、お昼ご飯や法事等で一時的に出られていることもあります。そういう時は少し時間をずらしてうかがうと、御朱印がいただけると思います。

番外編1
なるべくその寺社のことを知って参拝しよう
旅に行って、全く知らないお寺や神社に飛び込んでみる。それも意外な出会いがあって面白いのかもしれません。
でもできればそのお寺や神社の知識・・・誰を祀ってあるとか、いつ頃からあるものかとか、どんなものが所蔵されているかなど・・を知って行けば、いただく気持ちも違います。

ぜひ多少なりとも知識を得てから行っていただきたいと思います。このブログでもご紹介しますし、いろんな形で情報は得られますので。

番外編2
すでに書いてあるものでも不平は言わない
先日京都の寺社を回って気付いたことですが、参拝客が多いお寺では、すでに別紙に御朱印が押され書かれていて、それを渡すようになっているところがあります。
あるお寺では、午後4時前なら御朱印帳に書くけれどそれ以降は別紙になりますと言われました。
参拝客が多すぎてそういうシステムでやっているものですから、そこに不平不満を言わないことです。

まとめ

もう一度まとめておきましょうね。

 

  1. ありがたくいただく気持ちを持とう
  2. まずは参拝しよう
  3. 丁寧にお願いしよう
  4. 御朱印帳は必ず持参する
  5. 御朱印帳は書くところを開いて差し出す
  6. お金はなるべく小銭でちょうどを用意する(通常300円)
  7. 複数の御朱印がある場合は、どれが欲しいのかをきちんと伝える
  8. 列ができている場合は周りの方へ気遣いを
  9. 書いていただいている間は心静かに待つ
  10. 受け取る時は感謝の言葉を
  11. 時間に注意する
  12. さらに

  13. なるべくその寺社のことを知って参拝しよう
  14. すでに書いてあるものでも不平は言わない

 

要は神仏を敬い、書いてくださる方に感謝し、周りの人にも気を配る。

そんなごく当たり前なことです。

どうぞ御朱印を楽しんでくださいね!(*^▽^*)


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