7回に渡って広島駅北口『二葉山山麓七福神めぐり』を書いてきたのですがこの記事が最終回です。「聖光寺(しょうこうじ)」をご紹介します。
再度、今回の地図を載せておきますね。この一番東側になります。
前回の國前寺からは約200m、歩いて4、5分といったところです。國前寺と同様、坂を少し上ったところにあります。
國前寺は日蓮宗のお寺でしたが、こちらは曹洞宗の禅寺です。
行ったのは昨年の5月でしたが、緑が美しくお花もとてもきれいでした。高台なので眺めも良く、とても気持ちのいい場所です。
聖光寺の御朱印
こちらでいただいた御朱印はこれです。
本堂横の建物のチャイムでお呼びして、いただきました。書き置きのもので日付はありません。
聖光寺の境内風景
入口。禅宗のお寺には「不許葷酒入山門」と書かれているところが多いです。「くんしゅ さんもんに いるを ゆるさず」と読むそうですが、「葷」とはニンニク、ニラなどの匂いの強い食べ物、それとお酒を持ち込んではならないという意味のようです。修行に差し障るので禁止する、ということなのでしょう。
山門。扁額には「廣島山(広島山)」の文字が。
本堂
こちらの扁額には「聖光禅寺」とあります。
境内は非常に広く、またきれいに手入れされていました。
枯山水の庭もとても素敵です。
六地蔵尊
十六大阿羅漢尊者。「阿羅漢」を調べると、「修行者が到達できる最高位」とありました。
様々な16人の阿羅漢が木々の間に座っておられる姿は、面白い、というと語弊があるかもしれませんが、とても興味深いものでした。
増輝稲荷
手水鉢
休憩所
聖光寺の歴史
「聖光寺縁起」によると、聖光寺の前身は、室町時代、安芸国賀茂郡(現在の広島県東部)に開山された「洞景山聖光寺」というお寺です。東西三十町、南北二十町(約3.3km×2.2km)とありますから、大変大きなお寺だったのがわかります。
その後、聖光寺は江戸時代に現在の広島市中区に移転し、明治の頃まで曹洞宗大本山「総持寺」の輪番寺を務めたそうです。
また、この二葉山の麓に万松山瑞川寺という古いお寺があり、江戸時代に広島山と改めていました。
昭和40年にこの二つのお寺が合併し、「広島山 聖光寺」になったそうです。
聖光寺の七福神
『二葉山山麓七福神めぐり』、聖光寺は「布袋尊」です。
布袋様は打ち出の小槌と大きな袋を持っていて、五穀豊穣や子孫繁栄にご利益があると言われます。
いらっしゃいました。
それでは最後にこちらのデータをまとめておきます。
DATA
名 称:広島山 聖光寺
宗 派:曹洞宗
住 所:広島県広島市東区山根町29-1
電 話: 082-264-1220
創 建:不明
交 通:JR広島駅北口から徒歩15分
御朱印お志: 300円
二葉山山麓 七福神めぐり: 布袋尊
【座禅会】毎月第2、第4金曜の朝6時から、本堂にて行われています。
次回は広島市の比治山エリアから「多門院(たもんいん)」をお伝えします。
⇒中国地方で御朱印がもらえる神社・お寺リスト
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