広島駅北口『二葉山山麓七福神めぐり』の6番目は「國前寺(こくぜんじ)」です。
前回の尾長天満宮からですと約300m、歩いて5分ほどです。JR広島駅北口からでも徒歩10分くらいだと思います。
このお寺は、尾長山(二葉山)の麓にいた暁忍という天台僧が日像上人に師事したのち、暦応3年(1340年)に開山した「暁忍寺」がその始まりだそうです。
その後、江戸時代になって、広島藩2代藩主・浅野光晟公の正室である満姫がこのお寺に帰依し、浅野家の菩提寺として名前も「國前寺」として再興したものです。本堂や各お堂も光晟公や満姫が建て直したということです。
現在のものは近年修理されたものです。
本堂と庫裏は国の重要文化財になっています。
國前寺の場所
なだらかな坂を上っていくと、道路が二股に分かれるところに建っています。
山門が非常に大きく堂々としています。
國前寺の御朱印
御朱印はコピーで作ったようなもので、少し残念な感じはしました。
まぁでもいろいろなご事情があるでしょうし、仕方がないですね。
他の方のブログを見ると「印は自分で押してくださいと書いてありました」とあって、朱印のついた写真もありましたので、私がうっかりしてしまったようです。
さらに、4か月前の口コミで「コピーは300円、手書きは500円」と書いていた方がいらっしゃいました。
その辺、少し変わったのかもしれませんね。(私がお伺いしたのは1年前なので・・)
國前寺の境内風景
全体的にとても静かで落ち着いた雰囲気のところです。
山門
阿吽像が何やらユーモラスな感じです。
手水舎
本堂。国重要文化財に指定されています。
庫裏(右側)。これも国重要文化財です。
広々としています。
安穏閣(檀信徒会館)。家族葬などがここでできるようです。
鐘楼
開山日像菩薩第650年忌記念碑
- 国内唯一である鳩摩羅什(くまらじゅう/紀元2世紀〜3世紀の中国の高僧)の木像
- 魔王からのいただき物の木槌
この木槌は毎年1月7日の「稲生祭」でご開帳されます。妖怪好きの方は見逃せませんね!
國前寺の七福神
『二葉山山麓七福神めぐり』、國前寺は「大黒天」です。
大黒様は打ち出の小槌と大きな袋を持っていて、五穀豊穣や子孫繁栄にご利益があると言われます。
境内にいらっしゃいました。
それでは最後にこちらのデータをまとめておきます。
DATA
名 称:自昌山 國前寺(じしょうざん こくぜんじ)
宗 派:日蓮宗
住 所:広島県広島市東区山根町32-1
電 話: 082-261-4578
創 建:暦応3年(1340年)
開 基:暁忍坊
中興年:明暦2年(1656年)
中 興:自昌院(浅野光晟正室)
交 通:JR広島駅北口から徒歩10分
御朱印お志: 300円
二葉山山麓 七福神めぐり: 大黒天
主な行事
1月 新春開運初祈祷、稲生祭(如意宝ばけもの槌ご開帳)
3月 春季お彼岸会
4月 米寿祝賀会、七面会(七面様ご開帳法要)
8月 お盆せがき会、初盆並びに送り盆供養
9月 秋季お彼岸会
11月 お会式・護法大明神祭、宮島厳島神社 千畳閣聲明音楽法要
12月 永代供養法要
次回はこの『二葉山山麓七福神めぐり』の最終回、⑦聖光寺をお伝えします。
⇒中国地方で御朱印がもらえる神社・お寺リスト
他の地域の御朱印は、お手数ですが
・トップページに戻り「全国の御朱印」から ⇒ サブメニューでご希望の地域を選択 または
・PCの方はこのページ最上部のメニューから/スマホの方はこのページの最上部左の三本線メニューから ⇒「全国の御朱印」⇒ サブメニューでご希望の地域を選択 とお進みください。
コメント