明星院の御朱印〜広島藩の藩内五ケ寺の真言宗寺院|広島市東区

【当記事にはアフィリエイト広告が含まれています】

前回の「饒津神社」に続いては、そのすぐ東隣にあるお寺「明星院(みょうじょういん)」です。

『二葉の里歴史の散歩道』などの案内では「饒津神社から100m」となっているのですが、奥まっているのでそれくらい距離があるのでしょうが、感覚的にはすぐ隣といった感じです。

家に戻ってから調べたら、存在したのは明星院の方がずっと古く、饒津神社はそもそも明星院の敷地だったところに、後に建てられたものだそうです。

明星院の開基についてはきちんと資料に残っていないようですが、戦国大名として有名な毛利元就の嫡男・毛利隆元の正室だった妙寿院(尾崎局)の位牌所だったそうですから、安土桃山時代にはあったようですね。

その西側の半分に社を作ったのは天保6年(1835年)で、それが現在の饒津神社だそうです。さらにはこの次にご紹介予定の「鶴羽根神社」も元々はここ明星院の敷地内にあったのだとか。今も結構大きなお寺ですが、昔はさらにすごく大きかったんですね。

なお、元の建物は原爆により焼失し、現在あるものは昭和49年(1974年)に再建されたものです。この地区の寺社は残念ながらそのほとんどが、原爆によって完全に破壊されたり焼失したりしています。

目次

明星院の場所

饒津神社の入口から大通りをちょっと東に行くと看板があります。
そこを折れるとしばし狭い道が続き、明星院の入口となります。
道路から入るところ
道路を折れて直線道路

入ると想像以上に広いことに驚きました。
入口入ると広い!

明星院の御朱印

明星院の御朱印はこれになります。

明星院_御朱印メイン

実はいつものように寺務所に行ってみようと思っていたのですが、本堂前のローソクとお線香が売ってあるところに「納経(御朱印)は本堂の中にございます。ご自由に参拝ください」ということが書いてありました。
納経は本堂の中に

ということで本堂に入らせていただきました。
本堂の中

お参りをし、そこに置いてある御朱印(納経)をいただき、右にあった御賽銭箱に300円を納めました。
納経料は賽銭箱へ

※左には「納経と御朱印の違い」という紙も積んでありました。
書いてあることを簡単に言うと、お寺では修行(お経を書き納める)の証として「納経」をお渡しする。神社では神様からの功徳をいただく御守りとして「御朱印」をお渡しする。とあります。

御朱印のそもそもの由来は、写経をしてそれを納めたときに、その認めとして発行されたもの、とは聞いておりましたが、今も納経と御朱印と使い分けられているかは、私としてもちょっとあやふやでした。
もちろん霊場参りなどで専用に使われるものは「納経帳」と書かれたりしてますよね。

ただ、こちらの書き物にも『納経(御朱印)』と書いてありますし、お寺で「御朱印受付」みたいに書かれているところもありますし、事実上は同じ意味で使われているように思います。(神社で納経とは言いませんが・・・)

明星院の風景

明治の廃仏毀釈の中で廃寺になりそうだった時に、私財を投じて寺を救った大願主・八木新兵衛翁の像
開祖の像

本門 左右に阿吽像があります。鐘楼はここにあります。
本門引き
本門アップ
阿吽像
扁額
鐘楼

本門を入って少し歩くと中門があります。左右に風神雷神像があります。
山門
中門のアップ
風神
雷神

正面に本堂があります。
本堂遠景
本堂の正面
本堂入口

本堂を入って左奥に進むと、赤穂義士の木像が多数展示してあります。
明治時代に、表門隊を山田伊佐郎氏、裏門隊を岩田彦四氏によって作られたもので、原爆の消失を免れたものだそうです。
赤穂義士像

境内にはいろんなお堂や仏像があります。

護摩堂。不動明王を祀ってあります。
護摩堂
護摩堂横から

銭洗い不動尊
銭洗弁天

子安観世音菩薩
子安観音像

水掛け不動尊
水掛け不動尊

子授け地蔵尊
子授け地蔵尊

子育て地蔵尊
子育て地蔵尊

水子地蔵尊
水子地蔵尊

別のお堂の壁には小さな七福神がずらっと並んでありました。
七福神が並んでいる
七福神の一つ

六地蔵
六地蔵

何のお地蔵様かわからないのですがこういう像も:・
何かのお地蔵さん
何かの像

隣はここが経営している幼稚園のようです。子供たちの歓声がこだましていました。
幼稚園

スポンサーリンク

明星院の七福神

『二葉山山麓七福神めぐり』、明星院は「毘沙門天」です。
七福神の中で、唯一、武将のお姿です。融通招福の神様です。
毘沙門天
護摩堂の近くにいらっしゃいました。
毘沙門天

それでは最後にこちらのデータをまとめておきます。

DATA

名 称:月光山 明星院(みょうじょういん)
住 所:広島県広島市東区二葉の里2丁目6-25
電 話: 082-261-0551
開 基:不明
札所等:広島新四国八十八箇所62番
    中国地蔵尊霊場11番

交 通:
JR広島駅北口(新幹線口)から西へ歩いて15分
広電バス・広島交通バス「饒津」停留所から1分
(広島駅北口バス乗り場27番、広島駅南口福屋エールエールA館前 から出ています)
車の場合、広島駅北口から西方面、JR高架交差点「饒津ガード」前

御朱印お志: 300円 ※本堂に置いてあるので、お賽銭箱に入れて1枚いただいて帰る
二葉山山麓 七福神めぐり: 毘沙門天

国内宿泊

次回は③鶴羽根神社(つるはねじんじゃ)をお伝えします。

中国地方の各県で御朱印をもらえる寺社はこちらのリストをご覧ください。
中国地方で御朱印がもらえる神社・お寺リスト
他の地域の御朱印は、お手数ですが
トップページに戻り「全国の御朱印」から ⇒ サブメニューでご希望の地域を選択 または
・PCの方はこのページ最上部のメニューから/スマホの方はこのページの最上部左の三本線メニューから ⇒「全国の御朱印」⇒ サブメニューでご希望の地域を選択 とお進みください。
おすすめ記事(一部広告を含む)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

目次