ここから6回にわたり、つい先日行った、神戸市灘区・東灘区の寺社をご紹介したいと思います。
私が行ったのは4月29日の日曜日です。とてもいいお天気でした。(*^▽^*)
前日の土曜、大阪で仕事があり、その夜は神戸に移動して泊まって日曜の早朝から動きました。
移動手段は、阪急電車、JR、阪神電車などです。
行った順に
- 弓弦羽(ゆづるは)神社(神戸市東灘区/阪急神戸線御影駅)
- 魚崎八幡宮(神戸市東灘区/JR東海道本線魚崎駅)
- 東明八幡神社(神戸市東灘区/阪神本線石屋川駅)
- 本住吉神社(神戸市東灘区/JR東海道本線住吉駅)
- 船寺神社(神戸市灘区/阪神本線大石駅)
- 天上寺(神戸市灘区/三宮からバス〜ケーブル〜ロープウエイ)
の5社、1山です。
この順番にご紹介していきます。
まずこの記事では弓弦羽(ゆずるは)神社をお伝えします。
弓弦羽神社は阪急電鉄神戸線の「御影(みかげ)駅」の近くです。私は神戸線の「新開地」に泊まったので楽に行けました。
御影駅から徒歩で約5分。目指す弓弦羽神社がありました。
ここは、平昌冬季五輪のフィギュアスケートで金メダルに輝いた羽生結弦選手と「ゆづる」の音が重なることから、羽生選手のファンの人が多く参拝に来るというのが話題にもなりました。羽生結弦ファンの聖地?のような感じかもしれませんね。
実際に羽生選手もここへ度々訪れているそうですし、自身でも絵馬を奉納したそうです。
羽生結弦ファンが訪れると言うと、『そんなミーハーな気持ちで参拝なんて!』と眉をひそめる人もいるかもしれませんが、私はそれもあっていいのではと思っています。
きっかけがどうであれ、神社やお寺に参拝するのは良いことだと思います。ここで羽生選手の活躍や怪我をしないことを祈るのも良し、自分や家族の無病息災を祈るのもいいと思います。
実際に私が行った時の弓弦羽神社の印象は、静かで雰囲気のいい神社だなということ。とてもきれいですし、上品な空気が流れています。
参拝者はだいぶいらっしゃいましたが、皆さん静かで騒がしい雰囲気などは全くありませんでした。
弓弦羽神社の御朱印と御朱印帳
こちらでいただいた御朱印はこれです。
この神社のシンボルである『八咫烏 (やたがらす/やたのからす)』をあしらった印です。
八咫烏は、かつて神武天皇が統制された時に、高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)によって天皇のもとに遣わされて、熊野国から大和国までの山深い道を案内したと言われている鳥です。こちらのご朱印帳やホームページなどいろいろなところでシンボルとして使われています。
今回はこの神社のオリジナル御朱印帳も購入しました。これです。
御朱印帳は深い青紫と言ったらいいでしょうか、角度によってキラキラと色の表情が変わります。
全体に文様が入っていて、表面には八咫烏が、裏面には「弓弦羽神社」の文字が、金色で刺繍されています。
最近はカラフルな御朱印帳が多い気がしますし、それもそれで良いのですが、こういうシンプルでシックな御朱印帳もいいですね。一目で気に入りました。(#^^#)
さらに御朱印帳袋もあったので合わせて買いました。御朱印帳とはちょっと雰囲気が違って、生成りの明るい雰囲気のものです。布もしっかりしたものです。
表面は「ゆづるは神社」と、こちらはひらがなで書いてあります。
裏面にはこの神社のマスコット『ゆづ丸』がデザインされています。(ゆづ丸については後の章でも触れます)
ごの御朱印帳袋もなかなかいいなと思いましたよ。
初穂料は、御朱印帳が1,500円、御朱印帳袋が1,000円でした。
御朱印は300円だと思いますが、御朱印帳を購入したら御朱印は無料にしていただけました。
時々こういう寺社がありますが嬉しいですね。>^_^<
これは授与品を入れて渡してくれるビニール袋。ここにも八咫烏がデザインされています。
白の袋に八咫烏は濃いグレー。なかなかオシャレです。
弓弦羽神社の境内風景
それではこちらの境内風景をご紹介します。
鳥居
拝殿
手水舎
社務所。この右側のところが授与所です。
赤ちゃんの足型。初宮詣の記念として、足の跡をとった銘板が飾ってあります。
末社十二社
おみくじと絵馬
弓弦羽神社とサッカー
弓弦羽神社のある御影の地は、かつて旧御影師範学校に日本初のサッカーチームができるなど、日本サッカーの発祥の地とも言えるような場所です。
御影師範学校はその後日本フットボール大会で11回も優勝するなど、日本のサッカーの歴史に大きな足跡を残しました。
そのサッカーの流れは現在の「ヴィッセル神戸」や「INAC神戸レオネッサ」に引き継がれていきます。
そういう土地でもあり、また御影石でも有名なことから、弓弦羽神社ではサッカーとのご縁も大切にということで、御影石で作ったサッカーボールを境内に置かれたそうです。
玉垣には「ヴィッセル神戸」や「INAC神戸レオネッサ」の文字もあります。INAC神戸レオネッサは必勝祈願の参拝にも来られるようですね。
また、日本サッカー協会(JFA)のシンボルも八咫烏です。そんな繋がりがあるのも興味深いです。
授与所にはサッカーボールをあしらったお守りやボール型の絵馬もありました。
「サッカーが上手くなりますように」とか「サッカーで怪我しないように」とか祈られるのでしょうね。
こちらは一般のお守り。
あと、神社名に「弓」や「弦」がつくことから、弓道をやっている人やヴァイオリンを弾く人もお参りに来られるそうですよ。
弓弦羽神社とゆづ丸
境内の一角に黒い八咫烏のマスコットがいました。
弓弦羽神社のホームページのトップページにはこのように書かれています。
願いを届ける弓弦羽神社のゆづ丸
「ゆづ丸」は神様に使える八咫烏(やたがらす)のキャラクターです。皆さんの願いが書かれた手紙をゆづ丸が神様に届けます。
「ゆづ丸くん」。可愛いです。(*^▽^*)
これは2016年ごろから誕生したようですね。
授与所で高さ8センチほどの小さなゆづ丸くんを購入。サインペンが置いてありますので、紙に願い事を書いて丸め、ゆづ丸くんのお腹の中に入れて、拝殿前の奉納台に納めると、神様のところに届けてくれるそうですよ。
その際、日付と自分の名前、そして羽を書くことを忘れないように。
なるほどなるほど、御朱印帳袋にデザインされてたのも、これですね。
愛らしいキャラクターだし、こういうのって好きですよ。神社だからと、かしこまってばかりでなくてもいいじゃないですか。
もちろん畏敬の念を持つのは当然ですが、神社を楽しむ、お寺を楽しむという気持ちはあった方がいいと思っています。
ゆづ丸くんの初穂料は800円です。
周辺の美術館
私は行かれませんでしたが、この近くには2つの美術館があります。『香雪美術館』と『白鶴美術館』です。
香雪美術館では刀剣や仏画・仏像、骨董・茶道具などの重要文化財や名品が多数見られます。
白鶴美術館では奈良平安時代の経巻や、飛鳥時代から鎌倉時代に至る仏教工芸品、古代中国の青銅器や陶磁器など貴重な品々を見ることができます。
時間があれば是非こちらも覗いてみたいものです。
- 香雪美術館
兵庫県神戸市東灘区御影郡家2丁目12-1
TEL 078-841-0652
http://www.kosetsu-museum.or.jp/ - 白鶴美術館
神戸市東灘区住吉山手6丁目1-1
TEL 078-851-6001
http://www.hakutsuru-museum.org/
最後にこちらのデータをまとめておきます。
DATA
名 称:弓弦羽神社(ゆづるはじんじゃ)
住 所:兵庫県神戸市東灘区御影郡家2-9-27
電 話:078-851-2800
ホームページ:http://www.yuzuruha-jinja.jp
※ホームページからも問い合わせができます。
創 建:健嘉祥2年(849年)
御祭神:熊野三山の神様(根本熊野三所大神)を祀っています。伊弉册尊(イザナギノミコト)、事解之男命(コトサカノオノミコト)、速玉之男命(ハヤタマノオノミコト)
交 通:阪急御影駅から南東へ徒歩5分、JR住吉駅から北西へ徒歩10分、阪神御影駅から北へ徒歩15分
車の場合は、国道2号線・東灘警察を北へ 山手幹線北側
駐車場:入口の鳥居の横に数台分あり
御朱印帳: 1,500円、御朱印帳袋: 1,000円
主な行事
1月 初詣、灘の旨酒・呑み比べ、新春一番祈祷、新春一番祈祷
5月3,4日 五月大祭 (別名、地車祭〈だんじりまつり〉)
6月30日 夏越大祓
10月15日 例祭(神幸祭)※3年に一度の開催
12月 大祓式
次回は同じ東灘区の『本住吉神社』をご紹介します。
⇒近畿地方で御朱印がもらえる神社・お寺リスト
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