書写山円教寺(圓教寺)の御朱印〜天空にそびえる名刹|兵庫県姫路市

マッキーです、こんにちは。

前回まで、先月私が行った福岡の神社をご紹介しましたが、ここから、昨年12月に行きました姫路のお寺と神社をご紹介したいと思います。

その最初は、姫路の名刹、書写山円教寺(しょしゃざん えんきょうじ)です。
※なお、正式には書写山は『書寫山』円教寺は『圓教寺』と難しい字を書くのですが、この記事では「書写山」「円教寺」と表記させていただきます。


姫路はほとんど知らない場所ですが、一度ゆっくり行ってみたいと思っていました。
どこがいいだろうかと思って調べてみると、有名なお寺であると『書写山円教寺』がまずピックアップされて、すごく興味を持ちました。

ここは平安の中頃から「西の比叡山」とも呼ばれた大きなお寺で、西国三十三霊場の第二十七番霊場として崇拝され、また、古くは平安の女流歌人・和泉式部とも縁が深い場所です。
さらに、江戸時代の黒田官兵衛のゆかりの地でもあり、NHKの2014年の大河ドラマ『軍師官兵衛』でもロケ地に使われたことも知られています。


とはいえ、円教寺は姫路駅から離れた山の上。ロープウエイを使わないと行けないところです。
簡単に行けそうもないし、どうしよう・・・と思っていたところ・・・

姫路にブログ友達の方がいて、その方が「車でロープウエイのところまで行ってあげるよ」と言ってくださいました。
(Kさん、その節は本当にありがとうございました!)

Kさんのお陰もあって、無事スムーズに円教寺へのお参りと御朱印を頂戴ができましたので、その時のことを書いていきたいと思います。




姫路駅から山麓駅、ロープウエイで書写山の山上駅へ

姫路駅から書写山ロープウエイの山麓駅までは車だと15分くらいです。姫路駅北口バスターミナル(10番乗り場)から神姫バスで山麓駅まで30分ほどです。

ここがロープウエイの山麓駅。料金は大人だと往復で1,000円、15分おきに出ています。
山麓駅
壁に円教寺全体を絵で描いた看板がありました。広いなぁと感じます。
ロープウエイの駅にあった看板
私が乗ったのはこんな感じのキャラクターデザインのものでしたが、今年2018年3月18日から車両が一新され、今は鮮やかなグリーンの車とイエローの車の2種類が走っています。
ロープウエイ本体
ロープウエイに乗っている時間は4分。景色も大変よく見えますし、乗務員の方の案内を聞きながら楽しく乗れます。
行ったのは12月で紅葉の見頃は終わっていましたが、色づいた木々がとても美しかったです。
ロープウエイから見た風景
■書写山ロープウエイの営業日・営業時間
年中無休(12月に定期検査のための運休はあり)
始発:午前8寺30分〜 毎時00分、15分、30分、45分
終発:季節によって変わるので気をつけてください。
 [平日]
  3月1日〜10月10日…午後6時まで
  10月11日〜2月末日…午後5時まで
 [日曜日・祝祭日]
  3月1日〜3月31日…午後6時まで
  4月1日〜10月10日…午後7時まで
  10月11日〜11月30日…午後6時まで
  12月1日〜2月末日…午後5時まで

■1時間に4便 毎時 00分、15分、30分、45分

■料金:片道/大人600円、子供(6歳から小学生まで)300円
    往復/大人1,000円、子供500円
    姫路駅からのバス料金とのセットで 往復/大人1,400円、子供700円

新しい書写山ロープウエイのパンフレットはこちらのページからどうぞ

http://www.mt-shosha.info/category/panf/index.html

ロープウエイ山上駅から円教寺の入口まで

ここが到着地の山上駅です。
山上駅
山上駅を出るとすぐこんな矢印があってわかりやすいです。
ロープウエイを降りての矢印
ここから参拝入口まで少し歩きます。
ロープウエイを降りての道
途中、道の脇に和泉式部について描いてある看板が並んでいました。
和泉式部の看板
5分ほど歩くと参拝入口に着きます。ここから先に入るには、入山志納金として500円が必要です(中高生以下、無料)。
入山受付 ここから、円教寺の中心である摩尼殿までは小道をずっと歩くことになります。普通の人で片道約25分程度だそうです。人によってはちょっと大変かもしれませんね・・。

高齢者の方や小さいお子さん、足に自信がない人は、有料ですがマイクロバスがあるのでそれを利用されるといいです。事実上の運賃ですが「特別志納金」ということで別途500円が必要となります(往復)。
マイクロバス 私は歩くのは好きですが、時間を節約したかったので、マイクロバスを利用しました。

特別志納金を支払うとチケットの代わりにこんなシールをもらいます。裏が糊になっていて、これを服や鞄に貼っておいて提示することで、帰りもマイクロバスが利用できます。
特別志納金のシール
マイクロバスなら摩尼殿の下まで5分くらいです。1時間に3本あります。バスを降りたところから『摩尼殿』の下までは、歩いて2、3分です。
マイクロバスの中

円教寺の建物と御朱印

円教寺は書写山に広がる本当に大きなお寺です。私は2時間くらいいましたが、とても全てを見ることはできませんでした。

円教寺で御朱印をいただけるのは『摩尼殿(まにでん)』『食堂(じきどう)』『開山堂(かいざんどう)』の3か所です。
3か所で全部で6種類の御朱印がいただけますが、私はそのうちの4種類をいただきました。

普段の記事ではまず御朱印を全部見ていただくのですが、ここは建物もいろいろ多いので、私が歩いた順に、建物と御朱印を合わせてお届けします。

これはマイクロバスを降りて少し歩いたところから摩尼殿を撮影したものです。
摩尼殿を臨む

摩尼殿

それではまず『摩尼殿』です。「如意輪堂」とも言うようですね。
大きく「書写山圓教寺」の名を刻んだ石碑を抜け、最初にある石段を上がって左にあります。舞台造りの建物です。
寺名の石柱と石段
上がったところに、蓮の花と龍でしょうか。面白い形の水受け?がありました。
蓮と竜の水受け?
摩尼殿の入口です
摩尼殿の入口
摩尼殿の中はこんな感じ。お参りをしました。
摩尼殿の中
この一角に納経所があり、御朱印はこちらでいただけます。
御朱印以外に、御念珠、ご本尊の御影、西国三十三所の納経帳なども販売しています。
摩尼殿の御朱印いただくところ
ここでいただいた御朱印はこれです。
円教寺1_御朱印 左上に正方形の印がありますが、これは西国三十三所草創1300年記念限定の印です。普段はこれは押されないそうです。
また、私はいただきませんでしたが、ここでもう一つ『西国三十三所第二十七番札所ご詠歌の御朱印』もいただけます。


摩尼殿横の広場で、猿回しの曲芸をやっていました。こういうちょっとしたイベントもよくされているのでしょうか。いいですね。参拝者の方も大勢集まってらして、大人気でしたよ。>^_^<
猿回し
摩尼殿の近くにこんな看板がありました。わかりやすいです。
食堂への案内板
食堂へ行く道です。円教寺の中はどこもが山道なので歩きやすい靴を履いて行かれることを強くお勧めします。
食堂へ行く道
食堂へ行く途中にこんな仏像がありました。
食堂への途中の仏像
こちらも食堂に行く途中。弁慶の鏡井戸というのがありました。少年時代の武蔵坊弁慶が、円教寺で過ごしていたという伝説があり、これはその時に使った井戸の跡だとのこと。弁慶が使ったと言われる勉強机も今に伝えられているそうです。
弁慶鏡井戸

3つのお堂(修行堂)

摩尼殿を出て、山道を5分くらい歩くと、常行堂(じょうぎょうどう)、食堂(じきどう)、大講堂(だいこうどう)の3つのお堂があります。

常行堂

まずこれが常行堂。中央に張り出している舞台は、大講堂の釈迦三尊に舞楽を奉納するために作られたものだそうです。国指定の重要文化財です。
常行堂

食堂(じきどう)

常行堂の隣にある食堂。別名、長堂とも言うそうです。修行僧の新色のための建物だそうです。こちらも国指定重要文化財です。
食堂
食堂入口。ここから上がると正面に御朱印をいただけるところがあります。
食堂入口
こちらでいただいた御朱印はこちらです。

神仏霊場 第七十五番の御朱印
円教寺2_御朱印
播磨薬師霊場の御朱印
円教寺3_御朱印
「御朱印を書く間に、二階をご覧ください」と促されたので、脇の階段を二階に上がってみました。
二階は寺宝となっている仏像や資料がたくさん展示してあり、非常に興味深く拝見しました。
食堂の2階

大講堂

大講堂はこちら。室町中期に建てられたそうです。ご本尊の釈迦三尊像が安置されており、円教寺の本堂に当たるそうです。
大講堂
大講堂の近くにある『本多家廟屋』。このお寺にゆかりのある本多家の、本多平八郎忠刻公とその子幸千代君、そして家臣ら11基の墓碑が、土塀に結界されてお祀りされているということです。
本田家廟屋
ここから奥の院(開山堂)に向かってまたしばらく歩きます。先ほども書きましたが、全体が書写山の山道で、上り下りも多いですから、歩きやすい靴で参拝されることを強くお勧めします。
大講堂から数分で奥の院に着きます。

奥の院開山堂

こちらが奥の院開山堂です。
奥の院
入ってすぐ左に御朱印をいただけるところがあります。
奥の院の御朱印所
こちらでいただける御朱印はこれです。
円教寺4奥の院_御朱印
私はいただいておりませんが、ここではチベット語による御朱印もいただける旨、説明書きがありました。
(チベット語が書けるお坊さんがいらっしゃる時には書いていただけますが、そうでない時は書置きのものになるようです)

開山堂もまた国指定重要文化財です。現在のものは江戸時代に作られたもので、左甚五郎作の力士像が保存されているそうです。

開山堂の近くにある『不動堂』
不動堂これ

私はここから展望公園を通って摩尼殿のところまで戻り、帰りのマイクロバスに乗って帰りました。

展望公園。姫路の街が一望できて素晴らしい景色です。
展望台からの風景
鐘楼
鐘楼
法華堂
法華堂


円教寺で体験できるものなど

円教寺ではいろいろな体験もできるので、時間のある方は是非これらも体験してみてください。
きっとこちらでの思い出がさらに深くなると思います。

写経体験

食堂の1階には広い写経のための部屋があり、随時写経体験ができます。
般若心経の写経 1000円(所要時間約1時間)
花びら写経 300円(所要時間10分程度)
特に予約は不要で、随時受付けてくれるそうです。(食堂で申し込み)

座禅体験

3日前までに予約が必要。500円。当日の申し込みは不可。

その他の修行体験

円教寺に直接お問い合わせください。(079-266-3327)

精進料理体験

『圓教寺行事記』に書かれていた精進料理を現代風にアレンジして出していただけます。
国指定重要文化財の『壽量院(じゅりょういん)』の中で、幻と言われる書写塗りの器に盛られて食べるお料理は、きっと素晴らしいひとときになると思います。
4月〜11月。木曜日はお休み。5名以上、要予約(079-266-3327)。

はづき茶屋

はづき茶屋 摩尼殿の前にあるお土産物と軽食のできるお店です。
うどん、おでん、おにぎり、抹茶、お菓子などが楽しめます。

円教寺とゆかりのある人物とロケについて

円教寺と和泉式部

平安期の有名な女流歌人・和泉式部ですが、歌人としての名声を馳せた後、晩年には亡くなった後のことを不安に思っていたのだそうです。そんな和泉式部は、女官2人と共に、書写山円教寺の性空上人(しょうくうしょうにん)という高名なお坊さんを頼り、ここに旅したました。

最初門は閉じられていたのですが、和泉式部が門前で歌を詠み、開門をお願いしたところ、性空上人はその歌に感じ入り、和泉式部らを中に招き入れたとのこと。

円教寺でしばらく性空上人から往生の道を学び、その後教えに従って、京都の石清水八幡宮にお参りしたと伝えられています。和泉式部イラスト

円教寺と黒田官兵衛

戦国時代から江戸時代にかけての武将、黒田官兵衛。NHKの大河ドラマにもなりました。

豊臣秀吉が姫路城を根城にして播磨攻めをしていた時、味方だった別所長治が反旗を翻したため窮地に陥りました。
その時に、官兵衛の進言によりこの書写山円教寺に一時期移り、ここで指揮を取ったとされています。黒田官兵衛イラスト

円教寺と映画・テレビ

円教寺はさまざまな文化価値のある建物があり、山の背景や広さもあることから、いろいろな映画やテレビのロケ地として使われています。以下、これまでにロケ地として使われた主な映画やドラマをまとめておきます。
これらを観たら、ぜひ円教寺の建物や風景も探し、楽しんでください。

  • 大河ドラマ『武蔵』NHK2003年
  • 映画『ラストサムライ』(ワーナーブラザーズ・2003年)
  • 映画『源氏物語千年の謎』(東宝・2011年)
  • 映画『天地明察』(角川映画・2012年)
  • 大河ドラマ『軍師官兵衛』(NHK・2014年)
  • 映画『駆込み女・駆出し男』(松竹・2015年)
  • 映画『黒衣の刺客』(松竹メディア事業部・2015年)
  • 映画『関ヶ原』(東宝=アスミック・エース・2017年)
  • 映画『3月のライオン』(東宝・2017年)
  • 映画『本能寺ホテル』(東宝・2017年)




円教寺は本当に広く、見所もたくさんあり、体験もいろいろできます。
一日ゆっくり時間をとってあちこち見て回られるのが良いと思います。

ちなみに、ロープウエイの山上駅から少し行くと、性空上人の晩年の地である『通宝山弥勒寺』『姫路市書写の里・美術工芸館』『ヤマサ蒲鉾夢前工場・夢鮮館』などがあります。いろんな見学や体験もできて楽しいと思います。


また、ロープウエイの駅などでこんな観光パンフレットが多数いただけます。
こちらでの楽しみ方がいろいろ書いてあるので是非いただいてください。
円教寺パンフレットいろいろ


それでは最後に、書写山円教寺の主なデータをまとめておきます。

DATA

名 称:書写山 円教寺(しょしゃざん えんきょうじ)※正しくは『書寫山 圓教寺』
宗 派:天台宗別格本山
住 所:兵庫県姫路市書写2968
電 話:079-266-3327(本坊事務所)
創 建:康保3年(966年)
開 基:性空上人
本 尊:如意輪観音(摩尼殿安置)

札所等:西国三十三観音霊場第27番
    播磨西国三十三箇所1番
    播州薬師霊場16番
    神仏霊場巡拝の道75番

ホームページ:http://www.shosha.or.jp
入山時間:8:30~17:00 ※ロープウエイの運行時間が季節で変わるのでご注意ください。

交 通:JR山陽電鉄 姫路駅から神姫バス「書写ロープウェイ行」で終点下車(約30分)
    車の場合、山陽自動車道 「山陽姫路西インター」から東に約10分、姫路バイパス「中地ランプ」から北西に約15分
なお、カーナビでは「円教寺」で検索できないので「書写山ロープウエイ」で検索してくださいとのことです。

主な行事
1月 元朝護摩供、諸堂拝礼国祷会、護摩供、元三会、大般若転読会、修正会(鬼追い会式)
2月 節分会・星祭
3月 法華経不断読誦会、胎蔵界曼荼羅供、大般若転読会
5月 仏生会・花祭り、大般若転読会
7月 大般若転読会
9月 大般若転読会
10月 大般若転読会
11月 大般若転読会
12月 三千佛礼拝、懺悔会
など



この後、姫路駅の近くまで戻り、3つの神社を回りました。次回はその中から『射楯兵主神社』をご紹介します。

近畿地方各府県の御朱印をもらえる寺社はこちらのリストをご覧ください。
近畿地方で御朱印がもらえる神社・お寺リスト

全国の他地方の御朱印は、お手数ですが
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