前回の鑁阿寺から北に約1km、本城厳島神社(ほんじょういつくしまじんじゃ)があります。こちらには広島の厳島神社の御祭神である市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)の分身として「美人弁天」が祀られています。
今回はこちらの神社をゆづきさんのご紹介でお届けします。それではよろしくお願いします。
こんにちは。
弁財天は、七福神の中で唯一の女性の神様で水の神様です。全ての女性の「健康・長命・美」の願いを叶えると言われ、多くの女性の崇敬を集めています。
弁天様(弁財天)を祀るところは全国にたくさんありますが、ここ足利にもたくさんあって、特に室町時代からこの地の領主として政を行った長尾家が手厚く保護した「長尾の七弁天」と呼ばれるものがあります。
その中の一つがこちら本城厳島神社で、古くは「明石弁天(あけしべんてん)」と呼ばれていました。現在は「美人弁天」と呼ばれることが多いです。
また足利は古くから水がきれいで、それを飲む女性に美人が多い町と言われていて、西条八十作詞の「足柄音頭」にも「嫁に持つなら足柄娘〜♪」と歌われているくらいです。
日本で唯一「美人証明」を発行する神社としても知られていています。
参拝された方がツイッターに上げてらしたものからご紹介させていただきます。
足利在住の方に教えて頂いた美人弁天さんにて『美人証明』を頂きました。面白いですね♪ .*
足利は美人の国らしいです✨✨明後日17日は開扉日なので御朱印も頂けます🌸#素通り禁止!足利 pic.twitter.com/S5mTqgLjxC
— さくら (@Mlwgoahky2E2XJb) 2019年3月15日
本城厳島神社の御朱印
御朱印はこちらです。「美人弁天」の文字が優しい感じです。初穂料は300円でした。
社務所は左手にあります。左が美人弁天の社務所、右が明石弁天の社務所になりますが内部は繋がっているようです。
注意が必要なのは、こちらは普段は常駐の方はいらっしゃらなくて無人になるようです。
毎月第1・3日曜日に「美人弁天の開扉」があり、その日は地元のボランティアの方が美人弁天の扉を開けてくださると同時に、神社で御朱印や美人証明などを出してくださいます(有料)。
また、1月の元旦時期や11月の祭事のときのみ開くと聞きました。(美人弁天さん側でお聞きしたことなので、正確な日時は観光協会とかに問い合わせがいいかも。)
なお「美人証明」は、開扉日以外では、本城2丁目の「カー&サイクル タナカ」と朝倉町の「お菓子のロア 朝倉総本店」で発行してくれます。
ここの見どころとしては、やはり赤塗りのお堂に置かれた弁天像や、なで弁天などの弁天様だと思います。
本城厳島神社の境内風景
境内の様子をいくつかご案内します。
厳島神社の拝殿
開扉された美人弁天と、手前に置いてある小さい像が「噂のさゆり姫」。
これは群馬県の会社社長さんが、こちらの弁天様の美しさに惚れ込んで、平成22年8月から1年半をかけ完成させた、高さ35cmの樹脂製の小さな弁天像です。
なで弁天。これをなでると心身ともに緊張がほぐれて、免疫力が高まるそうです。こちら左側。
こちらは右側のなで弁天。
鳥居
石碑
お歯黒獅子の由来を書いた立て看板がありました。
拝殿の隅にあったものですが、よく分かりませんでした。
ゆづきさん、ありがとうございました。それでは最後にこちらの神社のデータです。
DATA
名 称:本城厳島神社、明石弁天(ほんじょういつくしまじんじゃ、あけしべんてん)
住 所:栃木県足利市本城2丁目1805
電 話:0284-42-0525(本城厳島神社)
※お問い合わせやご質問はこちらの番号へ⇒ 0284-41-1382(美人弁天事務局)
御祭神:市杵島姫命
御神徳:全ての女性の健康・長命・美
創 建:寛政5年(1793年)
ホームページ:http://bijinbenten.com
交 通:
JR足利駅から徒歩約25分・タクシーで5分
東武足利市駅から徒歩約25分・タクシーで5分
北関東自動車道 足利ICから10分
駐車場:あり
次回は引き続き足利市の大祥山長林寺(西宮長林寺)をご紹介する予定です。
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