こんにちは、マッキーです。
前回まで 「房総の神社を自転車で回ろう」という『 Boso Jinja Ride Stamp Rally 』にちなんで、ここに参加してらっしゃる11社神社のうち6社をご紹介しました。
その流れではないのですが、同じく千葉県で、有名なお寺である「笠森寺(かさもりじ/笠森観音)」に、先日うちの奥さんがお参りしてきましたので、そこをご紹介させていただきます。
笠森寺は、房総半島の中央部に近い、千葉県長生郡長南町笠森というところにあります。
京都の清水寺や鳥取の三徳山三仏寺投入堂など、崖の上や絶壁にお寺のお堂などがあるところが各地にありますが、ここ笠森寺も、観音堂が大きな岩の上に長い柱を組み合わせて作ってあり、独特の景観で有名です。
※この建築様式を「懸造り(かけづくり)」と言うんだそうですね。勉強になります・・。
また、坂東三十三箇所の第三十一番札所にもなっていて、多くの巡礼の方もお参りになるそうです。
知りませんでしたが、うちの奥さんは前から行ってみたいと思ってたそうで。。。(^_^;
御朱印もいただいてきてくれたので、併せご紹介させていただきます。
それではお願いします。
はい、こんにちは。マッキー妻です。
ダンナに概要を説明してもらいましたが、先月の半ば、笠森寺にお参りしてきました。岩の上に建てられた懸造りでも有名な笠森観音(笠森寺)は、兼ねてから行ってみたいと思っていたお寺です。写真もいろいろ撮ってきましたので掲載させてもらいますね。
館山から東京へ行く途中、レンタカーで寄ってみることにしました。
君津か木更津から行くのがよかったかもしれませんが今回は五井から行きました。五井から笠森寺まで小一時間ぐらいだったと思います。
笠森寺の御朱印
まずこちらでいただいた御朱印をご紹介します。

すごく達筆です。
御朱印のお志として300円。それとは別に、拝観料として大人200円・子ども100円が必要です。
笠森寺の境内風景
行ったのは金曜日の小雨がそぼ降る昼過ぎです。駐車場はマイカーが4、5台停まっていましたが、売店などは全て閉まっていました。
参道入口。前が駐車場です。
入口から太い杉の木々が迎えてくれます。鬱蒼とした木々の間を、銀色の手すりのついた参道が縫うように造られています。階段は整備され、手すりもしっかりしています。ちなみに参道は上りと下りに分かれており、途中で気軽に移り難くなっています。
「三本杉」の札が。この笠森寺自然林は国指定天然記念物となっていて、巨木がたくさんあります。
大きな御神木があります。
山門(二天門)が見えました。

山門の向こうに風情あるおみやげ屋さんが、その後方に観音堂が見えました。
違うルートから車が入れるようで、門の脇をデイサービスの車が二台降りていきました。

そばで見ると想像以上に高い!よく見ると上の方に人が上っています。(上れるんだ!)改めてびっくりした感じがありました。
降りてきたカップルと交代するような形で、スリッパに履き替え、かなり急な階段を上ります。
左側通行でしたが、気がつかず、右から上ってしまいました。

岩を取り囲むように木が組まれているのが実によく見えます。その複雑な組み方に驚きました。

下から見ると清水の舞台のような感じのところもありました。しかも日本ではここだけという「四方懸造り」です。
上から境内が見渡せます。ぐるっと緑に囲まれています。中高年のカップルやお友達同士、若い人同士もいました。
手前瓦屋根が上り口。向こう瓦が山門。右手、樹木の下におみやげ屋さん。左手に祈願ハンカチ、鑑定士さんなどがありました。

観音堂の窓口で、拝観料200円をお支払いし、同時に御朱印をお願いしました。
ぐるっとひと回りする間に用意して下さるとのことで、番号札をいただきました。
内部は撮影禁止です。願い事を書いた布が吊り下げられていました。(その布は境内で売られています)
ひと回りした後、番号札と交換に御朱印帳を戻していただきます。
間違って右側から降りたら、高所恐怖症気味の私にはとても怖かったです。造作は頑丈そうで感心させられました。
途中、笠森神社とあったので、帰りに寄ってみました。こちらは比較的新しい造りのようで、どなたもおられない様子でした。
ありがとうございました。
では笠森寺のホームページ等を参考に、歴史などをまとめておきます。
笠森寺(笠森観音)の歴史
笠森寺は784年(延暦3年)、天台宗の祖である最澄上人(伝教大師)により開基されたお寺です。その時、最澄上人が楠の霊木で十一面観世音菩薩を作られ、ここの山の上に安置されたのが始まりと伝わっています。
写真にもある「観音堂」は1028年(長元元年)に、当時の後一条天皇の勅願で建てられたもので、懸造り、それも四方全てがそうなっている「四方懸造」の建築物は日本でここだけだそうです。「国指定重要文化財」となっていて大切に保存されています。
回廊からは房総の山々が見渡せます。
また、全国に多くある松尾芭蕉の句碑の中で、ここ笠森寺の山門手前の崖の上にあるものが、日本最古のものだそうです。
「坂東三十三観音札所」の第三十一番札所でもあり、また周囲を深い自然林に囲まれていて、多くの巡礼や観光の人で賑わいます。
「祈りと香りの寺」として、堂内のお香の香り、境内のお花の香り、森の香りを大切にされているそうです。
ご来光の道(レイライン)
日本では「ご来光の道」とも訳される「レイライン」ですが、Wikipediaにはこのように書いてあります。
レイライン(ley line)は、古代の遺跡には直線的に並ぶよう建造されたものがあるという仮説のなかで、その遺跡群が描く直線をさす。 レイラインが提唱されているケースには古代イギリスの巨石遺跡群などがある。
引用元:Wikipedia
このように、パワースポットが「直線」に並ぶというのは日本でも世界でもいろいろと言われています。日本で有名なのは「春分の日と秋分の日に太陽が通る北緯約35度23分を結ぶ直線上に、パワースポットが並んでいる」とするものです。
東は千葉県の玉前神社から、富士山もですし、投入堂で有名な鳥取県の三徳山三仏寺も、島根県の出雲大社もこの線上にあります。
そして、ここ笠森寺もそうです。きっと強いパワーのある場所なんですね!
最後に、こちらのデータをまとめておきます。
DATA
名 称:大悲山 楠光院 笠森寺(だいひざん なんこういん かさもりじ)
通 称:笠森観音
宗 派:天台宗
住 所:千葉県長生郡長南町笠森302
電 話:0475-46-0536
ホームページ:http://kasamori-ji.or.jp
創 建:延暦3年(784年)
開 基:最澄上人
本 尊:十一面観世音菩薩
札所等:坂東三十三観音霊場 第三十一番札所
拝観時間:(4月〜9月)8:00~16:30
(10月〜3月)8:00~16:00
交 通:R外房線「茂原駅」下車、小湊バス(上総牛久駅行)「笠森」バス停下車、徒歩5分
小湊鉄道「上総牛久駅」下車、小湊バス(茂原駅行)「笠森」バス停下車、徒歩5分
車の場合、茂原長南ICより5km(約7分)
駐車場:50台(無料)
主な行事
1月 修正会
2月 節分会追儺式
4月 花まつり、放水テスト
12月 除夜法要、除夜の鐘
毎月17・18日 午前11時 大般若経転読会
本尊御開帳 丑年・午年 10月17日~11月18日
など
次回は千葉県長生郡長南町の長福寿寺をご紹介します。
⇒関東地方で御朱印がもらえる神社・お寺リスト
他の地域の御朱印は、お手数ですが
・トップページに戻り「全国の御朱印」から ⇒ サブメニューでご希望の地域を選択 または
・PCの方はこのページ最上部のメニューから/スマホの方はこのページの最上部左の三本線メニューから ⇒「全国の御朱印」⇒ サブメニューでご希望の地域を選択 とお進みください。
コメント