4番目にご紹介するのは、千葉県鴨川市にある天津神明宮(あまつしんめいぐう)です。路線で言うと、JR外房線の「安房天津」と「安房小湊」の中間くらいです。(安房小湊駅からバスがあります)
元々の起源としては、出雲神話の事代主神(ことしろぬしのかみ)がこの地に「東方鎮護の神」として『庤明神』が作られたこととされています。まさに神代の昔、ですね。
その後、平安末期、一度は平家に追われた源頼朝が、寿永3年/治承8年(1184年)の一ノ谷の戦いで勝利した後、同年、この鴨川の地に「東条御厨(とうじょうのみくりや)」を設け、さらに伊勢神宮からご神霊を勧請して『庤明神』と共に祀ったのが、ここ天津神明宮の創建といわれています。
森に囲まれた静かな神社です。
それではうちの奥さんにバトンタッチします。
マッキー妻です。こんにちは。
前回・前々回の勝浦から西に約12km、鴨川市の天津神明宮をご紹介します。
天津神明宮の御朱印
天津神明宮の御朱印はこれです。
こちらは、境内東側の山頂にある、諾冉神社(なぎなみじんじゃ)の御朱印です。
これまではこちらの御朱印はなかったそうですが、平成30年1月からいただけるようになりました。授与所は天津神明宮と同じです。
これは御朱印とは違うものですが、記念品として参拝した方に無料で配られているそうです。
どこか人の顔のような、あるいは猫ちゃんのような?なんともユーモラスな雰囲気で好きです。(*^▽^*)
御朱印の授与所はこんな感じのところです。
宮司さんの奥様と思しき女性が、お忙しい中、御朱印を2種書いてくださいました。
にこやかで親しみやすい方でした。
こちらのオリジナル御朱印帳と房州「ふさのくに神社御朱印めぐり」の御朱印帳が販売されておりました。

→ふさのくに神社御朱印めぐりと御朱印帳〜房総37社を参拝しよう
おみくじやお守りがたくさんありました。奥には絵馬が。

天津神明宮の境内風景
国道から脇に入ると鳥居が見えました。左手に駐車場がありますが右手奥にもあるようです。
右手奥の駐車場に車を止めてさらに奥に進みます。標識のようなものもありました。
この奥に拝殿があります。国旗が掲揚されていました。
左手前に御由緒を書いた説明板がありました。

左側に手水舎、その前に自転車置き場があります。右手には社務所。


鳥居の向こうが拝殿です。

鳥居をくぐると右手に手水舎があります。
6月3日日曜日、年配のご夫婦、若い女性同士など、何組か参拝してらっしゃいました。社殿の中では結婚式が執り行われていました。


拝殿。

本殿右手前 奥に井戸?だったかひっそりとありました。

こちらが社務所。御朱印をもらうところもこの中にあります。

本殿左手前奥には前のお札を納める場所がありました。
最近はお金をとってお炊き上げをするのでこれは助かります。
この近くに、小さな大黒様と恵比須様がいらっしゃいました。
絵馬掛け所
諾冉神社へ
御朱印の授与所で、奥様が「もう一つの神社(諾冉神社)への道は整備されていないので、入口でお参りをする方もおられますよ」とおっしゃられました。ですが、元来山道の好きな私、行ってみる気になりました。
最近祀られたという諾冉神社に向かう山道入口。

梅雨を前にきのこが生えていました。

切り出した石を階段にして200段ほどありました。さすがにハードです。
手すりがないので足腰に自信のない人は注意してください。履物も履きやすいものをお勧めします。
ちょっと息を切らしましたが、野草と樹々の香りで肺の空気が新鮮に入れ替わったようです。
頂上には諾冉神社の祠があり、その裏から太平洋が望めました。天津の町も一望できてきれいです。
山道を下ってきたら、ちょうど白無垢の花嫁さんが写真撮影に出てこられたところでした。
おめでとうございます!お幸せに。(*^_^*)
ありがとうございました。
毎月1日の「お朔日市(おついたちいち)」のリーフレットを持ち帰ってくれたので、最後にそのことも書いておきましょう。
天津神明宮参道で、毎月1日、楽しい市が!
毎月1日は、朝7時から神社で朔旦祭(さくたんさい)が行われますが、それに合わせて、参道で 『お朔日市(おついたちいち)』が開催されています。
日時:毎月1日(1月は除く)am8:00〜pm2:00(雨天の場合は中止)
場所:天津神明宮参道
これは元々は長野・福島の大震災復興支援として始めたものだそうです。食品や衣類、雑貨などが並べられ、多くの人が買物を楽しまれるようですよ。私も一度行ってみたいものです。
それではこちらのデータをまとめておきます。
DATA
名 称:天津神明宮(あまつしんめいぐう)
住 所:千葉県鴨川市天津2950
電 話:0470-86-3774
ホームページ:http://www.shinmei.or.jp/ja/
創 建:直接の創建は、源頼朝が寿永3年/治承8年(1184年)、この地に伊勢神宮からご神霊を勧請して『庤明神』と共に祀ったことと伝わる。
御祭神:天津神明宮/天照皇大神(あまてらすおおみかみ)、豊受大神(とようけのおおかみ)、八重事代主神(やえことしろぬしのかみ えびす様)、大山祇大神(おおやまつみのかみ) ほか七柱の神を合祀
諾冉神社/伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)、伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)
交 通:
JR外房線「安房小湊駅」下車、安房小湊駅から鴨川日東バス〈天津駅・鴨川駅方面〉で約10分「神明神社前」下車(タクシーで約5分)
車の場合、東京から[京葉道路〜館山道〜房総スカイライン〜国道128号]で約2時間
駐車場:あり
御朱印初穂料: 300円
主な行事
1月 元旦祭、兼務社新年祭
2月 当社・兼務社祈年祭
4月 なぎなみ祭(山開き)、天富神社(清澄)例祭
6月 浜荻地区夏越大祓
7月 須賀神社(待崎)例祭、八幡神社(坂東)天王祭、小湊地区例祭(小湊神社・八雲神社・若宮八幡神社・吾妻神社・大萩神社・大山祇神社、天津地区例祭(須賀神社)
8月 浜荻地区例祭(貴船神社)、天津地区夏越大祓、天津地区戦没者慰霊祭、小湊地区風祭
9月 鴨川地区合同祭、田原地区例祭、住吉神社(実入)例祭
10月 東条・西条地区例祭、熊野神社(四方木)例祭、当社例祭宵宮(献燈祭)、当社例祭
11月 当社・兼務社新嘗祭
12月 年越の大祓
毎月1日 朔旦祭
次回は南房総市にある莫越山神社(なこしやまじんじゃ)をご紹介します。
⇒関東地方で御朱印がもらえる神社・お寺リスト
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