日本三景・宮島にある厳島神社は世界遺産にもなっており、全国的にも有名です。私の実家はここから電車で30分ほどのところで、今私もそこに住んでいまして、厳島神社は最も身近な神社の一つです。
※正式には「嚴島」と旧字で書きますが、この記事では一般的に使われる「厳島」という書き方で統一します。
厳島神社の由来
厳島神社は、4年前、平成24年のNHK大河ドラマ「平清盛」でも舞台になり、さらに多くの方に知られたと思います。
平清盛が作ったものと思っている方もいらっしゃると思いますが、そうではないんですね。もともとここに神社が作られたのは古く、推古元年(593年)だと言われています。これを今のような海上に浮かぶ朱塗りの大きな社殿にしたのが平安時代、平清盛なんですね。
清盛は久安2年(1146)安芸守に任官されましたが、この時に平家を守る守護神として厳島神社を深く信心するようになったようです。
その後、清盛は権力を増す中で、数年をかけてここに豪華な社殿を作り平家の安定と国の繁栄を祈りました。一説には都をここにしたいと思ったとも言います。
その後、鎌倉時代に入り、戦乱の中で荒れていく時期もありましたが、毛利家、そして豊臣秀吉の庇護も受けて、深い信仰の場として長く人々に愛されてきました。厳島神社のすぐ裏には、秀吉が安国寺恵瓊に命じて建立した大経堂(千畳閣)建立もあります。厳島神社と多くのお寺が一体になっている場所でもあります。
海に浮かぶ社殿と大鳥居は今見ても素晴らしいのですが、やはり腐りやすく、長い年月の間に何度も修復されてきました。波に負けないようないろいろな工夫も施されており、まさに長い間の人々の叡智と努力がここまで伝わっていると感じます。
前置きが長くなりましたが、厳島神社の御朱印はこんな感じです。特に変わったところのない、オーソドックスな御朱印ですね。(^_^;
御朱印帳のカテゴリーにも書きましたが、先日ここで御朱印帳を買ってきました。
こんな感じのものです。朱塗りの回廊と大鳥居が刺繍されています。
御朱印・御朱印帳の授与所は回廊をしばらく奥に歩いたところにあります。回廊入口に建物がありますが、ここは拝観料を払うだけのところです。
満潮時・干潮時の楽しみ方
厳島神社と大鳥居は満潮時、海に浮かんで見えます。この「海に浮かぶ神社」というのが厳島神社の最大の魅力です。あなたもどこかでご覧になったことがあるでしょう。私も基本的には満潮時の参拝をお勧めします。でも、行ってみたら干潮時だったということもあると思います。
そんな時も、どうぞがっかりしないでください。干潮時には、浜に降りて鳥居まで歩いていくという楽しみ方があります。
こちらは私が先日行った時の干潮時の大鳥居です。多くの人が大鳥居まで歩いています。海に浮かび漂う大鳥居の美しさとは違いますが、大鳥居まで歩き、触れることができというのはある意味すごい体験です。
さらに、もし6時間くらい島内に入られるようでしたら満潮時・干潮時両方が見られることもあります。ぜひそんな楽しみ方もして欲しいと思います。
この辺のことは、私の別ブログ『お役立ちCLIP』でさらに詳しく書いています。よろしければそちらもご覧ください。
⇒お役立ちCLIP『厳島神社や宮島観光の記事まとめ[6記事]』
DATA
名 称:厳島神社(いつくしまじんじゃ)
創 建:推古元年(593年) 佐伯鞍職によると伝わる
住 所:広島県廿日市市宮島町1-1
電 話:0829-44-2020(一般社団法人 宮島観光協会 0829-44-2011)
公式HP:https://www.miyajima.or.jp(宮島観光協会)
http://www.itsukushimajinja.jp/index.html(厳島神社)
交 通:JR広島駅から山陽本線で宮島口駅(約25分)宮島口からフェリーで約10分(松大汽船/JR)
広島港(宇品港)、平和公園元安橋桟橋から宮島行き高速船も運行しています。
車の場合
広島岩国道路廿日市IC下車、国道2号経由で宮島口フェリー乗り場まで約10分
フェリーで車ごと島に渡ることもできますが、島内は道が狭く、駐車場も少ないので、宮島口(本土側)に置いていかれることを強くお勧めします。宮島口には広い駐車場があります。通常1日1,000円の固定料金です。
授与所受付時間(昇殿時間):6時30分~18時(1月6日〜2月末と10月15日〜11月末は17時30分まで、12月は17時まで。1月1日〜5日は状況判断による)
初穂料:昇殿300円(高校生200円、小・中学生100円) 御朱印300円
宝物殿の拝観料は別(大人300円高校生200円、小・中学生100円)
次回は福岡県の櫛田神社の御朱印をご紹介する予定です。
⇒中国地方で御朱印がもらえる神社・お寺リスト
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