太宰府天満宮を後にして、次に向かったのは春日神社(かすがじんじゃ)です。
今回も電車を使ってのお参りなので、地図を見て、基本「西鉄天神大牟田線」の沿線で、と思いました。
太宰府駅から西鉄二日市駅に戻り、そこから西鉄天神大牟田線に乗って3つ目、「白木原(しらきばる)駅」で降りました。(注:春日神社のホームページには隣駅の「西鉄春日原駅から徒歩で30分」となっていました)
ここからはまたGoogleマップを見ながらひたすら歩き!です(笑)
ですが・・・ここは白木原駅から歩くのは正直ちょっと大変でした。特に行きは、道がよくわからないのもあり、30分近くかかりました。
(後で気がついたのですが、神社のすぐ近くに「春日神社前」というバス停があって、博多駅や福岡天神から西鉄バスが出ているようです。・・事前調査が足りませんでした・・)
福岡県立春日高校、春日市立春日野中学校などを横に見ながらひたすら歩いて到着しました。
「春日神社」と名のつく神社は全国で約1000社あるそうですね。奈良の春日大社を総本社として「春日神」を祀られているそうです。ここ福岡の春日神社は「春日市」にありますが、この地名の由来もこの神社からきているとのこと。江戸時代には特にこの地の代々の藩主から崇敬を受けてきたそうです。
鳥居をくぐり中に入ると、歴史と重厚さを感じる雰囲気でした。まずとても大きな御神木が目に入りました。パワーを感じます。
それではこちらの御朱印をご紹介しますね。こちらです。
御朱印は本殿横の授与所にて。300円でした。
御朱印を受け取るときに、『春日神社略記』という3つ折り、カラーのパンフレットをいただきました。
御由緒はもちろん、後述する『春日の婿押し』が写真付きで紹介されていたり、とても興味深く読ませていただきました。
春日神社の風景
森に囲まれた静かな神社です。
本殿。歴史を感じさせる雰囲気でした。
授与所。御朱印もこちらでいただけます。
手水舎
入ってすぐのところにお祀りしてありました。古い御神木でしょうか・・・
若宮社
社務所
日露戦争で指揮をとったことで有名な、乃木希典大将の遺品が収蔵されているのですね。その碑がありました。
鳥居
春日の婿押し
この神社には、古くから『春日の婿押し』という行事が続いています。
毎年、成人式の前の夜、こちらの氏子さんの中で、前の年に結婚した新婚のご夫婦を公民館で披露すると同時に、
- 拝殿や境内で「祝い歌」に合わせてお婿さんを皆で押したり揉んだりする『婿押し』
- 境内の神池(みいけ)を舞台に、迫力ある争奪戦を行う『樽せり』
- 祝福の水をかける『若水祝い』
など、いくつかの行事が複合的に行われます。
こういう祭事は全国的にも珍しいそうで、国の重要無形民俗文化財にもなっています。
境内にはこの行事を写真入りで解説した看板がありました。写真と撮ってみたのですが雰囲気がわかりますでしょうか。
今なおこういう伝統的な祭事が残っているということは、地元の人たちに本当に愛されている神社なんですね。
あと、私はうっかり気づきませんでしたが、口コミでは、お子さん向けのおみくじが10円、大人向けも50円からあったとのこと。ずいぶん良心的ですね!
それでは最後にこちらの神社のデータです。
DATA
名 称:春日神社(かすがじんじゃ)
住 所:福岡県春日市春日1丁目110-1番地
電 話:092-581-7551(社務所)
創 建:神護景雲二年(768年)
御祭神:天児屋根命(あめのこやねのみこと) 武甕槌命(たけみかづちのみこと) 経津主命(ふつぬしのみこと) 姫大神(ひめおおかみ)
ホームページ:http://www.kasugajinjya.jp/
主な行事
成人式の前日 婿押し祭り(今は成人式が年によって変わるので、日付が変わります)
例祭
4月15日 春籠の祭
7月15日 夏籠の祭
10月10日 秋季例大祭
交 通:
西鉄春日原駅から徒歩で30分
西鉄春日原駅からバスで10分(西鉄バス「春日」下車)
JR春日駅からバスで7分(西鉄バス「春日」下車)
次は西鉄大牟田線「大橋駅」の熊野道祖神社をご紹介します。
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