千葉県館山市の那古寺(なごじ)は、うちの奥さんの実家が近く、私も何度も訪れています。静かで落ち着いた雰囲気のお寺です。
坂東三十三観音の33番札所、結願のお寺です。那古寺本坊は道路から入ったところにあり、そこから階段をしばらく登ると那古観音があります。御朱印はこちらでいただけます。(通常の御朱印はいただけますが、結願の御朱印は他が揃っていないといただけません。)
那古寺の御朱印
那古寺でいただいた御朱印はこちらになります。堂々とした筆致ですごく好きです。
那古寺の境内風景
那古寺は境内も広いですから車も十分に停められます。那古山の麓で四季折々の自然が楽しめます。私は特に桜の時期や新緑の時期の那古寺が大好きです。
5分ほど登ると那古観音の入り口「仁王門」があります。こちらを抜けると、阿弥陀堂、多宝塔、鐘楼堂、観音堂などがあります。
仁王門
仁王像
多宝塔
閻魔堂
左が鐘楼堂(以前工事中だった時の写真ですみません。現在は修理が終わっています)
観音堂。ここから下を眺めると、館山湾や館山市内が一望できてきれいです。天気が良い日は遠くに富士山が見えることもありますよ。
館山湾・那古を望む
那古寺もう一つの楽しみ方!
もしお時間があれば、観音堂からさらに那古山を登ってみることをお勧めします。
急な階段ですが10分ほど登ると潮音台という展望台に出ます。観音堂付近からの眺めもきれいですが、この潮音台からの眺めはさらに素晴らしいです。ここには平安時代の女流歌人・和泉式部の供養塔、その娘の小式部内侍の供養塔があります。
そこから「式部夢山道」と呼ばれている遊歩道を歩きます。タブノキ、ヤブニッケイなどの高木、ヤツデ、イヌビワなどの低木などを抜け、ゆっくり歩くと30分〜40分程度で那古寺本坊付近まで戻れます。私は時々このコースを歩きますが、いい運動にもなるし爽やかな気分になれます。(^_^)
桜の季節の那古寺境内
那古の祭礼
それでは那古寺のデータをまとめておきます。
DATA
名 称:真言宗智山派 補陀洛山 那古寺(ふだらくさん なごじ)
創 建:養老元年(717年)行基菩薩による
札所等:坂東三十三観音 三十三番札所 結願寺
安房国札三十四霊場 一番札所
住 所:千葉県館山市那古1125
電 話:0470-27-2444
ホームページ:公式ホームページはありません。こちらは「ちば南房総 安房国札観音霊場巡り」というサイトから
:http://awa-junrei.jp/history/01nagoji/
交 通:JR館山駅から館山日東バス小浜・なむや行きで10分、那古バス停下車、徒歩2分。
またはJR那古船形駅から徒歩10分
車の場合は富津館山道路富浦ICから5分
駐車場:境内にあり。無料
寺務所・授与所受付時間:8時~17時
志納料:御朱印300円
主な行事:
1月:初詣
2月:節分会
7月:観音祭礼(夏祭り)
8月:四万六千日
10月:大施餓鬼会
12月:除夜 など
崖の観音
正式には船形山大福寺といいます。船形山の中腹に張り付くように朱塗りの観音堂が作られています。安房国札三十四観音霊場三番
千葉県館山市船形835
館山城
1580年(天正8年)、里見義頼によって館山城が築城された
千葉県館山市館山351-2(本館・館山城)
千葉県館山市館山1564-1(渚の博物館)
那古寺は養老元年(717年)の開創と伝えられ、2017年が開創1300年の節目の年となりました。
寺でもいろいろな記念行事が行われました。また、2017年9月・10月に、館山市立博物で那古寺が所有する文化財を広く紹介する展覧会が行われました。
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