天疫神社を後にし、足立山妙見宮でいただいた『十四景マップ』を見て、次は篠崎八幡神社に行くことにしました。
篠崎八幡神社へのアクセス
北九州モノレールの北方駅から一番近いルートというと、同モノレールの「片野」経由・・ということで、1駅戻り、片野で下車、そこから歩くことにしました。
片野駅からは1kmちょっとくらいですかね・・歩いて20分かからないくらいだったと思います。
道は大通りに沿って歩けばいいので分かりやすかったです。
こちらのホームページによると、JR日豊本線の南小倉駅・東口から徒歩10分、バスの「第一高田町」「篠崎橋」から徒歩7分とのことなので、そちらを利用した方がいいかもしれませんね。
さて・・・大通りを高速道路の下を抜け、紫川を超えると、看板が見えてきて、その先に幟と長い階段が見えてきました。
看板や幟の多くに「戌の日」「安産祈願」と書いてあり、こちらが安産を願うお参りが多いのがよく分かります。
東石鳥居と石段
ここの石段はほぼ真っ直ぐで100段くらいありました。(^_^;
階段を上がると鳥居門があり
随神門があり、その奥に拝殿が見えます。
この門の額に「玄監(げんかん)」と書いてありますが、これは「襟を正し、姿をみさだめ、神域に臨む」という意味だそうです。
こちらの隋神門の大額に、五代藩主小笠原忠苗公の書になるこの二字が飾られています。
篠崎八幡神社の御朱印
それではこちらでいただいた御朱印をご紹介します。
何の鳥かわからないのですが、鳥が二羽、そして随神門などが見える風景が描かれた印です。
豊前國小倉藩大社という文字も見えます。
篠崎八幡神社の境内風景
この神社は篠崎八幡宮とも呼ばれるそうです。8000坪あるという境内はとても広く、きれいです。
多くの摂社・末社があるのも印象的でした。
社務所。御朱印はこちらでいただきます。
八雲社(祇園社)
疫(えき)神社
稲荷神社
賀茂宮(恋愛や子育て、仕事、勉強など、人々の運気やエネルギーの向上の神様)
宮地獄神社(商売繁盛の神)
高雄神社
そして御神殿の近くには、伝説のある「蛇の枕石(じゃのまくらいし)」「力石(ちからいし)」もありました。
蛇の枕石
恋愛成就・金運上昇・厄災除け・夜泣き封じ にご利益があると言われています。
(ご由緒とホームページの「蛇の枕石の昔はなし」を参考にまとめさせてもらいました。おかしいところがあればご指摘ください)
昔むかし、この地の紫川に悪い大蛇がいました。村人が困りはて、篠崎神社の宮司さんに相談したところ「八雲の社を祀れば解決する」というお告げが聞こえてきたそうです。そこで社を建てお祀りすると、お告げのとおり大蛇はおとなしくなり、優しい良い蛇に変わったのだそうです。
その後、年頃になった大蛇は、ある美しい女蛇に出会い恋をします。仲良くしていた二匹ですが、ある日貴船の神様の急な使いで大蛇の元を去ることになります。待てど暮らせど帰って来ない彼女恋しさに、大蛇は大きな石を枕に、毎晩毎晩大泣きをしたのだそうです。
あまりに悲しそうなその姿に、八雲の神様は大蛇を竜神とし天に昇らせ、女蛇の元に導きました。
村人たちは、大蛇がいなくなった後も、残った大石を「蛇(じゃ)の枕石」あるいは「夜泣き石」と呼んで大事にしたそうです。
恋に悩む男女には恋愛成就を、我が子の夜泣きに悩む人には夜泣き封じにご利益があったそうで、以来、現在に至るまで、長年に渡り大事にされ祀られてきました。ちなみに八雲の神もこの境内にあります。
力石
子供の成長や仕事での出世にご利益があるそうです。
こちらも、原文がわかりにくいので、力石由来記から私の方でわかりやすく書いてみました。もしおかしいところがあればご指摘ください)
昔むかし、神功皇后が三韓の国(馬韓・辰韓・弁韓)から凱旋された際に、筑前の国・宇美で皇子をお産みになられました(後の応神天皇)。神功皇后はその翌年、長門の国・穴門にある「豊浦宮」に行かれたのですが、その時に、篠崎神社がかつてあった鷹尾山の山頂の大きな石の上に王子を立たせて、周りの風景を眺めて大変懐かしがられたそうです。後に、その大きな石を現在の神社の場所に移し、「子供の健やかな成長」「立身出世」のご利益がある霊力を持った石「力石」として、大切に祀られたとのことです。
はるか昔の歴史・伝説ですが、そんなストーリーが今の時代に語り継がれ、こうして実際にそれらの物が伝わっているということに、すごくロマンを感じます。
大蛇のお話はなんだか切なくなっちゃいますね・・。
御朱印をいただくのに社務所の建物の中で待っていると、安産祈願と思しき女性が来られて、少し待っていると宮司さんとともに祈祷の方に行かれました。こうして長年に渡り、こちらの地域の多くの方の安産を祈り守って来られたんだろうなぁと思いました。
西赤鳥居
南石鳥居
DATA
名 称:篠崎八幡神社(しのざきはちまんじんじゃ)
住 所:福岡県北九州市小倉北区篠崎1丁目7−1
電 話:093-561-6518
ホームページ:http://www.shinozakihachimanjinja.or.jp
創 建:敏達天皇十二年(584年)『篠崎神社』として創建
天平二年(730年)、宇佐八幡宮から分霊を勧請して『篠崎八幡神社』となる
御祭神:応神天皇、神功皇后、仲哀天皇
多紀理比賣命、市寸嶋比賣命、多岐都比賣命(以上、宗像三女神)、玉依比賣命
交 通:モノレール片野駅より徒歩20分
バス停「第一高田町」徒歩7分、「篠崎橋」徒歩7分
都市高速 篠崎北出口より(約2分)篠崎南出口より(約2分)柴川出口より(約2分)
御朱印:初穂料 300円、社務所にて
主な行事
1月 歳旦祭(元旦祭)、新年会社安全祈願祭
2月:節分祭
4月:春季例大祭
7月:夏季会社安全祈願祭、夏越祭
8月:夏越祭
10月:秋季例大祭
11月:貴船神社秋季例大祭
12月:除夜祭 など
この後、徒歩で「到津八幡神社」に行きました。次の記事ではそちらをご紹介しますね。
⇒九州・沖縄地方で御朱印がもらえる神社・お寺リスト
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